白石正人「鰯雲ひろった石に口を描く」(第10回「浜町句会」)・・


  去る9月4日(金)は、3ヵ月に一度の第10回「浜町句会」(人形町区民館)だった。雑詠3句持ち寄り。以下に1人1句を挙げておこう。


  われという忘れものあり秋の宵     石川夏山

  霧深く眠る魚を沈めたる        中澤美佳

  鳥わたる草間彌生の○無限       白石正人

  鬼ヤンマ追えば真っ赤な滑り台     宮川 夏

  連祷の青ではじまる秋思かな      加藤 閑

  木槿の忌本棚の「思い出トランプ」    村上直樹  

  金銀のもみぢあーるぶりゅっと展    林ひとみ

  ちぢみゆく齢となりぬ大くさめ     石原友夫

  秋気満つ国旗たゆとう捧げ銃      柏原空見

  獄舎へと帰る九月の象の尻       田島実桐

  「招集」の手を縛られて開戦日     杦森松一

  停戦は永遠の金継秋の風        赤崎冬生

  捨案山子戦後の終わりは戦前      米原拓土

  沈黙を埋める波音夏の行く       植木紀子

  兄の背に蟬がら投げて夏木立      武藤 幹

  不眠なら首相に負けぬ菊人形      川崎果連

  泣き兎 色兎 泣く魂はおんおんと   大井恒行

  

 次回は、12月4日(金)。雑詠3句、持ち寄り。



    撮影・芽夢野うのき「まどかなる花にならんと水澄めり」↑

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