新宅秀則「鈴(りん)の音や柩の上の夏帽子」(第55回「きすげ句会」)・・


  7月16日(木)は、第55回「きすげ句会」(於:府中市生涯学習センター)だった。兼題は「雲」。以下に一人一句を挙げておこう。


  道幅に伸びきつてをり青大将       久保田和代

  紅の蕊(しべ)透ける奥能登合歓の花    濱 筆治

  またの名の琉球恋し真夏の日        杉森松一

  赫赫(かくかく)の日輪喰むや雲の峰    新宅秀則

  夏帽子深くかぶりてちさき声        高野芳一

  人世の坂登りきり雲光る          清水正之

  心太君は好きだと谷中にて         井上芳子

  抱きしめてゴール許さじ盛夏なり      寺地千穂  

  吟行のふっくら甘き野枇杷かな       山川桂子

  いま少し雲よ、風の詩を聴かせてよ     大井恒行


 次回は、8月27日(木)、兼題は「新」。



        撮影・鈴木純一「ご破産で願いましては丸裸」↑

           716  トニー   没(1917 - 1987

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