早川ひろ美「いつからか捩花(ねじばな)も吾(あ)も螺旋なり」(「多摩塾句会」)・・


 7月13日(月)は多摩塾句会(於:府中市市民活動センタープラッツ)だった。兼題は「彫」。以下に一人一句を挙げておきたい。 


  陽を透かす一日(ひとひ)の衣夏椿      上阪則子

  浮き彫の龍の眼玉や風涼し          富山 勉

  百歳の希みを記す笹飾り           小川幸子

  時鳥山雨一過の御岳山            吉田久美

  虚をついて通り抜けたる夏燕かな      早川ひろ美

  鬼神(おにがみ)に泣く子もいての夏神楽   森 和子

  分断の世界見つめる女神像          花見育子

  出番前動悸いやます絹ごろも         中西雅子

  一服の涼風渡る氷菓かな           篠木裕子

  水滴の衰えのよう草螢            大井恒行


 次回は、8月10日(月)、兼題は「宿」。



 ★閑話休題・・もりさわてい「小説の山場の中へ初蚊来る」(「ちょっと立ちどまって」2026・6)・・


「ちょっと立ちどまって」は、森澤程と津髙里永子の二人の葉書通信である。今回の葉書のお二人の名前は平仮名できされているので、そうした。


  河鹿鳴く黒き姿を隠しつつ      つたかりえこ



      撮影・芽夢野うのき「会い別る夏の花々愛でながら」↑

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