長澤健次「春眠のところどころに火薬臭」(第48回埼玉俳句大会・埼玉県知事賞)・・

                杉本青三郎会長挨拶↑


                   愚生↑

  7月12日(日)は、埼玉県芸術文化祭2026協賛事業・主催 埼玉県現代俳句協会「第48回埼玉俳句大会」(於:さいたま文学館・文学ホール)だった。講演は愚生で、演題は「俳句とは何か〈有季と無季〉・・高屋窓秋の肉声」。

 以下に、事前投句の主要句を挙げておこう。


  陽炎を抜けて角あるものが来る   渡邉樹音(埼玉県教育委員会教育長賞)

  野仏にかすかな湿り蝶生まる    石井喜恵(埼玉県芸術文化祭実行委員会会長賞)

  笑うたび太ってしまう春大根   田中美佐子(埼玉県芸術文化祭奨励賞)

  パレットは岬のかたち花菜風      川本利範(  〃   )

  いい人と言われ続けて汗っかき   金子和美(  〃   )

  よもぎ餅家族は二等辺三角形    鈴木砂紅(桶川市長賞)

  枝豆の終れば終る話かな      小林京子(埼玉県俳句連盟会長賞)

  散り出してからが桜の本気かな   渡辺智恵(埼玉県現代俳句協会会長賞)

  血縁のしづかに狂ひゆく遅日   山﨑加津子(入選)

  てのひらで宇宙あやつる盆踊り  宮城留美子(〃 )

  笑つてしまはうかと思ひつつ耕す  田口 武(〃)

  死ぬまではヒトでありたし花筏   久下晴美(〃)

  

当日句の高点は、


  沈黙はあらがふ祈り夾竹桃     福島ときみ (1位)

  凌霄花ロミオ登ってくるかしら    本橋稀香 

  白玉や誘惑したりしないから     小林京子

  坂東太郎雷銀座貫けり        渡辺智恵

  戦争もライブ配信夜の秋       日高道を 



       撮影・中西ひろ美「瓶の中の水の中なる蕾かな」↑

コメント

このブログの人気の投稿

高篤三「Voa Voaと冬暖のメトロ出る河童」(『新興俳人 高篤三資料集』より)・・ 

田中裕明「雪舟は多く残らず秋蛍」(『田中裕明の百句』より)・・

渡辺信子「ランウェイのごとく歩けば春の土手」(第47回・切手×郵便切手「ことごと句会」)・・