山川桂子「耳鳴りを春風となし歩き出す」(第52回「きすげ句会」)・・


  4月16日(木)は、第52回「きすげ句会」(於:府中市生涯学習センター)だった。兼題は「風」。一人一句を以下に挙げておこう。


  春疾風(はやて)ペルシャ火の海信夫翁(あほうどり)  濱 筆治

  たんぽぽの絮少年野球かっとばせ           久保田和代

  百寿なる背に靖國や風光る               新宅秀則

  ひとひらに思わずしゃがむ風の春            寺地千穂

  老いてなお握りこぶしの春の風             杦森松一

  川釣りに糸のひらめく春の風              高野芳一

  三千院へと爪先上がり遅桜               山川桂子

  風青し小さき母の背ゆらゆらと            大庭久美子

  春がきた風にぎりしめるこぶしかな           清水正之

  人に会う桜一片つけている               井上芳子

  五月この五彩の雲に風に乗れ              大井恒行


 次回、5月21日(木)は、神代植物公園吟行。



 「きすげ句会」第五集(発行・きすげ句会)ができた。杦森松一(敦賀生まれ)が一年に一度、すべて手づくりにしてくれている(内容も年々充実してくるから驚き…)。その後記に、


(前略)他方、なぜ水月なのかと思うには、若狭地方は、地形的に月が山から出て海へ沈みます。地平線に消える月の姿は、太陽が沈む以上に美しく、また愛おしく思います。芭蕉は奥の細道の道中で、敦賀の地に寄り「国々の八景更に気比の月」そして、「ふるき名の鹿角や恋し秋の月」と詠んでいます。と言うことで、水月の名を借りての地元紹介でした。


 とあった。

             

       撮影・鈴木純一「花吹雪ワカイコロハと煙たがれ」↑

 415  遠山金四郎景元  没(1793 1855)江戸北町奉行  大目付  江戸南町奉行

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