井澤勝代「夫(つま)の席居てこその距離春あした」(「立川こぶし句会」)・・


  2月13日(金)は「立川こぶし句会」(於:立川市女性総合センター アイム)だった。以下に一人一句を挙げておこう。


  いさぎよい漢字のはねや椿落つ     伊藤康次

  寒の夜道母児の声はC・M歌       大澤千里

  節分会十人十色鬼棲めり        井澤勝代

  街中の小さき神社や春日和       山蔭典子

  高幡寺豆炒りの香と法螺の音と     和田信行

  物忘れ何かが悪さ寒戻り        川村恵子

  雪山と空を自在にトリノ五輪      髙橋桂子

  新年会ハイタッチして別れけり     三橋米子

  あやかしのいとまの春やしゃらくせえ  大井恒行


 ★閑話休題・・霧島茉莉「つま先を海原へ向け吊り革につかまる僕を電車が運ぶ」(第37回「歌壇賞受賞作」より)・・


 句会ののち、アルカディア市ヶ谷で行われていた、第40回俳壇賞・第37回歌壇賞授賞式に出掛けた。ちなみに、第40回「俳壇賞」は馬場公江「ゆらゆら」に、第37回「歌壇賞」は霧島茉莉「柔らかい襟」が受賞した。授賞式から引き続き、同所で行われた「俳壇・歌壇 懇親の集い」にも参加した。久しぶりに、歌人の小池光氏や久々湊盈子氏、小説家の塚本靑史氏などとも話ができた。もちろん、池田澄子さんなど俳人の多くの方とも歓談した。


  春近し豆本めくるピンセット         馬場公江

  忘れずにいたい死者らは海にいて潮風に小突く僕の頭蓋骨を  霧島茉莉  



       撮影・鈴木純一「初雪に線引いてみる嘉子の忌」↑

               岡田嘉子  1992210 

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