宮石修「北風の鳴り止めば星語り出す」(TAMA市民塾「現代俳句入門ー俳句は過渡の詩ー」②)・・


  少し遅れたが、11月12日(月)TAMA市民塾「現代俳句入門ー俳句は過渡の詩ー」②(於:多摩交流センター)の報告をしておこう。初めて俳句を作られる方、すでに、俳句をどこかの講座などで、作られている方々、それなりの工夫があって面白い。第2回の今回は、宿題(兼題)に「冬はじめ」「北風」、各一句の持ち寄りである。以下に一人一句を挙げておきたい。


  気まぐれにココアを買ふや冬はじめ     宮石 修

  装ひさまざま行き交ふ初冬         石原美代

  北風や紅一輪のゆらぎをり         小川幸子

  飢餓の子ら寄辺になしに冬はじめ      渡辺一枝

  荷を解けば土付き芋や冬はじめ       森 和子

  冬はじめまた訪ねたし只見線        梶木純子

  冬はじめふと口ずさむ「恋人よ」     早川ひろ美

  マネキンのベレー新色冬はじめ      小田嶋英子
  富士見ゆる窓拭き上げて冬に入る      吉田久美

  北風やさがし訪ねし友の墓        佐藤三千男

  北風も連れてこみちの落語会        富山 勉

  日の丸に北風吹いて空は青         篠木裕子

  お日さまをあびて布団も冬はじめ      花見育子

  北風よ葉っぱのロンド舞踏会        中田京子

  北風にコートのボタン止め直す       村上佳枝

  北風や点呼きびきび消防士         八束愼司

  北風に向かいて立つ君拳上げ       二郷寿摩子

  北風にサッシの窓が武者ぶるい       中西雅子

  北風や鍋のにおいにほっこりと       田中典子

  冬はじめこたつにみかん父と母       太田直子 

  ボール追う孫の帽子に北風が       大泉由美子 

  ころんでも笑顔絶やさぬ七五三       上阪則子

  ここよりは父の国なり冬はじめ       大井恒行


 次回は、12月8日(月)、宿題は、無季(季語を入れないで句を作る)2句の持ち寄りです。

    撮影・芽夢野うのき「島ひとつ咲く紅葉して芭蕉の忌」↑

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