なつはづき「寒北斗明日を諦めきれぬ指」(「なごや出版情報」第13号より)・・


 「なごや出版情報」第13号、ブログタイトルにした、なつはづき「寒北斗明日を諦めきれぬ指」の句は、黎明書房のページ・武馬久仁裕の「気ままに俳句④/私の俳句日記」から。「なごや出版情報」は「東海でがんばる出版社あつまれ!」と表紙にあるように名古屋を中心とした11社が出しているフリーペーパー。本号は、愚生にとっては、かつて書店労働者としての仲間であり、愚生が「俳句空間」を編集していた頃は、販売面で随分とお世話になった、ちくさ正文館のカリスマ書店員だった古田一晴さんの追悼文につきる。

 ゆぽおとの山本直子氏は、


(前略)古田さんは書店勤めでなくなってからも、お忙しそうだった。どうやら書店員以外でにやりたいことがたくさんあった様子。そんな古田さんと少しゆっくり話ができたのは、二〇二四年四月十日のこと。(中略)

 そして、十月十日、古田さんは脳腫瘍で旅立ってしまった。七十二歳だった。


とあった。 昨年のことである。愚生より三歳若い。早すぎるじゃないか。ご冥福を祈る!




★閑話休題・・読者の皆様へ(「図書新聞」3675号・2025年2月15日)編集部・・



 図書新聞は今年に入って、通常の紙面を8面から6面に落としていた。2年ほど前に亡くなられた前社長の井出彰さんには、何かと世話になっていたので、親しみある書評紙である。武久出版に母体が移ってからも苦しい経営が続いていたのだろう。とはいえ、「読者の皆さまへ」が掲載され、驚いた。それには、


 (前略)昨年に創刊75周年を迎えた本紙ですが、徒手空拳、いよいよ存続の危機にあります。活字文化に培われた言葉を拠りどころに、ポスト真実の趨勢に抗い、歴史に培われた出版と精神文化のゆたかさを紙面に載せて、書物批評を持続すべくいっそうの充実に努めます。皆さまのご理解とご支援をお願いいたします。(中略)

 螳螂の斧、非力で力及ばずではありますが、「ほんとうのさいわい」を最後まで問い続けたいと考えます。

 もはや本紙に残された時間はあまりないかもしれませんが、他にはない紙面を新たに生まれる一冊一冊の書物を大切にする読者の皆さまに、誠心誠意お届けしてまいります。


 とあった。


         撮影・鈴木純一「忘れるか

                 生きるか

                 死ぬのが先か」↑

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