坪内稔典「ヤツとオレ日本菫学会員」(「NECOMACHI/猫町」No,10より)・・
「NECOMACHI/猫町」NO.10(発行人:三宅やよい・編集人:赤石忍)、表2には、
馬
軍港を内臓してゐる。 北川冬彦『戦争』より
の献辞がある。ともあれ、本誌本号より、一人一句を挙げておこう。
元カレと今カレとあとズッキーニ 芳野ヒロユキ
辿り着く釣瓶落しの只中に きゅうこ
マッサージチェアーごりごりそこが夏至 静 誠司
遺書を手に取り虹に混ぜてください 杉山魯罎
木椅子にもボクにも影があって秋 坪内稔典
鳥肌でサメ肌ではないそぞろ寒 赤石 忍
無言華という花の香や夕涼み 今泉秀隆
まばたきをしない一日菊人形 近江文代
春休み九九のできない九官鳥 沈 脱
書割の端っこあたり春隣 藤田 俊
今に見ろ全身キノコになってやる おおさわほてる
柿齧るわたしのなかに棲む猿と 三宅やよい
冬晴れのそうしてそれが最後とは 諸星千綾
流れ星眠りの深いハイエース 山﨑 垂
★閑話休題・・映画監督・脚本 小原浩靖『原発をとめた裁判長/そして原発をとめる農家たち』・・
このリーフレットの最後に、小原浩靖は、「この映画を作ることは、樋口さんの分身を創るこちでもある。日本中を駆け巡り講演会を行う樋口さんではあるが、体はひとつだ、映画という魔術hさ樋口さんを何百人、何千人にも分身させられる。そんなロマンチックなことを考えながら作ると盛り上がることこの上ない」と記す。樋口さんとは樋口英明(福井地方裁判所 元裁判長)である。「2014年5月21日、関西電力大飯原発3・5号機の運転停止を命じる判決を下した。さらに15年4月14日、原発周辺地域の住民ら9人の申し立てを認め、関西電力高浜原発3・4号機の再稼働差止の仮処分決定を下した」。彼は「原発の危険性を知ってもらいたくて」の中で、
原発の仕組みは私たちの常識とはかけ離れています。火力発電は私たちの常識通り、地震が襲っても火をとめればすぐに安全になります。しかし、原発では核分裂反応をとめても、電気で水を送り続けてウラン燃料を冷し続けんさい限り、過酷事故になるのです。言わば、停電したり、断水するだけで過酷事故になるのです。原発は運転をとめるだけでは安全を確保できないという、私たちの常識が通用しない技術なのです。
ところが、原発の配電や配管の耐震性が低いために強い地震による停電や断水の危険が大きいのです。
と述べています。
芽夢野うのき「十二月八日テーブルにジャズと文」↑
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