種田山頭火「濁れる水のなかれつゝ澄む」(松山・一草庵の句碑)・・


            山頭火「濁れる水のなかれつゝ澄む」↑


             「おちついて死ねさうな草枯るる」↑


              山頭火翁終焉の家「一草庵」↑

 愚生は一昨日、3月8日(水)から、今日10日(金)まで、四国は丸亀と松山に泊まっていた。初日の夕刻よりは、「豈」同人の中島進が設けてくれた席に、この度「豈」同人に加わった観音寺市の各務麗至と一緒に会うためだった。愚生は各務礼麗至に会うのは初めてである。三橋敏雄の弟子の一人だった。翌日は、中島進が、丸亀で名物の朝うどんから始まって昼うどんのうどんづくし。金毘羅宮、金毘羅歌舞伎「金丸座」、そして昔から名残りの、港から続く参道、港の金毘羅講燈籠等々、さらに満濃池と讃岐富士を眺めながら案内していただき、彼の自宅では、奥様のお手前で茶をいただいた。従って、挨拶句を一句したためることになった。道々は麦秋の盛りだった。

金毘羅歌舞伎金丸座↑

                高橋由一記念館↑

                 讃岐富士↑


 そのま、夜に松山に移動して宿泊、今日は、初めて松山入りを果たし、子規記念博物館、外観だけだが、道後温泉を眺め、そのまま山頭火の一草庵を訪ねた(庵のなかには土日のみ)。だれもいないので一人でゆったりそこにいた。



               子規記念博物館前の歌碑↑

 というわけで、以下にゆかりの句をいくつか挙げておこう。


  鐡鉢の中へも霰             山頭火

  春風の鉢の子一つ

  月からひらり柿の葉

  この道しか無い春の雪降る

  


  春や昔十五万石の城下哉         子規

  桔梗活けてしばらく仮の書斎哉

  夏草やベースボールの人遠し

  をととひのへちまの水もとらざりき

  足なへの病いゆとふ伊豫の湯に飛びても行かな鷺にあらませば  


  愚陀仏は主人(あるじ)の名なり冬籠   漱石

  赤い椿白い椿と落ちにけり       碧梧桐

  夏の蝶日かげ日なたと飛びにけり     虚子



       撮影・中西ひろ美「惜春の和尚と弟子の閑日や」↑

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