服部清子「木洩れ日の貴船川床風薫る」(立川市シルバー大学「俳句講座」第10回)・・
本日、6月17日(水)は、立川市シルバー大学「俳句講座」第10回(於:立川市曙福祉会館)だった。以下に一人一句jを挙げておこう。
雨の間や鈴蘭の葉の露ひかる 永澤直子
木洩れ日を白シャツかけ抜けかき氷 服部清子
里山のお寺に文目(あやめ)せせらぎの音 村井悌子
ぶらぶらと団扇片手にカランコロン 平田國子
今活きる心はまるし星涼し 樺島美知子
烏の巣足早に過ぐ電柱下 加藤由美
七夕の篤き願いに傾ぐ笹 由井幸男
暑さ倍増聞いてないよね花菖蒲 澁谷眞弓
ときじくぞ枯れない薔薇の紅(あか)浮くは 大井恒行
☆閑話休題‥ユシヤ・チル―「恨む比謝橋や 情念人ぬ/割れん渡さして 書き手内やら」(上原栄子著『辻の華/くるわのおんなたち』より)・・
上原栄子著『辻の華/くるわのおんなたち』(時事通信社・1976年刊)、その「はじめに」にの中に、
(前略)沖縄の人びとは、唐世(トウユウ)、大和世(ヤマトユウ)、アメリカ世(ユウ)、そしてまた再起なった日本世(ユウ)へと、幾度も世変わりを経験して、そのたびに支配者である三国の旦那様を持つ体験をさせられてきました。沖縄の遊女は自分のせいでもないのに、何度も旦那様を替えてゆかねばなりませんでした。沖縄の歴史は、薄幸な宿命に泣く遊女の、不幸な身の上をかみしめて暮らしている、そんな苦い思いにも似ているような気もいたします。(中略)
一般世間とは違う“辻の姐(おんな)たち“の生活や様子などについて、これまでに外側から書かれたものは数多くございますが、“辻“に売られてそのなかで育った内部の者によって書かれたものはひとつもないように思います。
“辻遊郭“は、太平洋戦争の時、根こそぎ失われ、もう昔の姿を偲ぶものは何も残ってはおりません。しかし、“辻“よりほかの生活を知らず、また逃げる場所もなかったわたくしは、二度と帰らぬ地域社会への報恩という意味も含めて、わたくし自身の様々な体験と、見たり聞いたりしたお姐(ねえ)さんたちの生活、生き様や、現実にあった出来事を、見たまま聞いたまま、偽らず飾らず書き記したいと思います。
とあった。愚生は、じつに久しぶりに、本著を手にとった。何故なら数日前、吉原神社の近くあるカストリ書房を訪ね、開催中の「たいら花街 戦前の芸妓展」の図録(小泉屋文庫・緑川健著)を手にした。珍しさもあって、土産に「指切りクッキー」も買った。
撮影・芽夢野うのき「指切りのとおくとおくを鯉の緋よ」↑




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