濱筆治「植物園へうへうと行く五月雨を」(第53回「きすげ句会」)・・



 5月21日(木)は、年に一度、恒例となった、第53回「きすげ句会」の深大寺・神代植物公園の吟行会だった。雨中の吟行となったが、夕刻には雨も止んで、昨日までの暑さがなく、新緑も美しい、過ごしやすい日中となった。 

 まず、午前11時に深大寺そば「きよし」で待ち合わせ、昼餉。その後、午後2時出句

までに神代植物公園のバラ祭を含め散策。植物会館集会室で句会をおこなった。





 以下に一人一句を挙げておこう。


  小流れや画美鳥ヒソと水浴びす       山川桂子

  さきがけて重き雨かなあやめ枯る      寺地千穂

  雨土へ薔薇のひとひら還りけり       新宅秀則

  深大寺バラ天国に雨香る         久保田和代

  薔薇ひらく雨に猫らの碑を眺む       高野芳一

  紅ばらや鐘も響きて池に波         濱 筆治

  深大寺釈迦如来像無患子に         井上芳子

  今日の風今日の花愛づ深大寺        清水正之

  バラ散るや滴り共に香り消え        杦森松一

  神代の花衰(かすい)の薔薇や乱れ咲く   大井恒行


次回は、6月18日(木)、兼題は「花菖蒲」。



   撮影・芽夢野うのき「カリヨンのふくらみほどをこころにも」↑

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