三宅深夜子「大西瓜叩けば返事ありにけり」(「天晴」21号)・・


 「天晴」21号(発行人・津久井紀代/編集人・杉美春)、主要記事は「第二回天晴賞発表」。選者は筑紫磐井・角谷昌子・津久井紀代。正賞は三宅深夜子「関西真夏」、準賞は中嶋秀二「ハザードマップ」、佳作に田中進一「忌日」、松浦泰子「熊野三山」、森巴天「カエサル忌」、堀場美知子「函館~道南」、川崎果連「秋思」、村上麦處「メメント・モリ」、杉美春「春雨の匂ひ」、木村内子「老いの春」、井口如心「あしおと」。以下に、それぞれ句を挙げておこう。


  アッパッパ通天閣を降りて来し     三宅深夜子

  春寒し三食ジャンクフードの日      中嶋秀二

  河童忌やインクのにじむ一筆箋      田中進一

  交番の巣をそのままに燕去ぬ       松浦泰子

  端居すやいつもの嘘を聞きながら     森 巴天

  夏惜しむ山ふところへ長き貨車     堀場美知子

  老木をなぶる木枯あきつしま       川崎果連

  目指すのは補陀落とかや冬の波      村上麦處

  甘噛みの小さき牙や冬の月        杉 美春

  「いせ辰」にぽち袋あり年用意       木村内子

  二度読みの二度目の涙冬日向       井口如心  



   撮影・芽夢野うのき「駆け抜ける葉牡丹の花咲くみぎり」↑

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