宮澤順子「針なしのホチキスで留める花冷え」(第78回「ことごと句会」)・・


  4月18日(土)は、第78回「ことごと句会」(於:ルノアール新宿区役所横店)だった。兼題は「転」。以下に一人一句を挙げておこう。


  転がり込む春愁森のかさばり        宮澤順子

  春たけなわ混ぜてわからぬ色にする    杉本青三郎

  仕舞雪 土の下わさぁまだ氷        金田一剛

  ツバメの巣 梁に手斧(ちょうな)の削り跡 村上直樹

  おたがいを忘れし二人濃山吹       春風亭昇吉

  風船をスキップしてる天使の脚       林ひとみ

  悲しみは他人(ひと)には告げず濁らせず  渡辺信子

  菜の花の黄色月夜はさざめくか       渡邉樹音

  身の内に蜃気楼あり春の海         武藤 幹

  地獄かも極楽かもと蜃気楼         江良純雄

  滑り込みトライのキッス夏の芝       杦森松一

  火事の柱黒々と桜木と列ぶ         照井三余

  はこべらは踏絵とならん 病み呆けの    大井恒行



★閑話休題・・津高里永子「船を待つ白さ大島ざくらなる」(「~ちょっと立ち止まって~2026・3~」)・・


 「~ちょっと立ち止まって~」は、津髙里永子と森澤程の二人による葉書通信。もう一人の句を以下に挙げておこう。


  鳥帰る淡海に緑を郵便車       森澤 程



   撮影・芽夢野うのき「兄になるはずだったたんぽぽの一生」↑

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