橋本輝久「坂あれば白き花咲く長崎忌」(「なごや出版情報」第16号より)・・ 

 「なごや出版情報」第16号(フリーペーパー/問い合わせは風媒社)、表紙に「東海でがんばる出版社あつまれ!」とある。東海地区11社の版元が参加している。

 愚生が若き日、書店員だったせいか、ガンバル書店員のエッセイなどには、知らないうちに目が行く。巻頭の見開きには、ブタコヤブックス・船張真太郎「学校と本屋のあいだで考える」、幸田駅前書店・藤城博基「僕の本屋人生」のエッセイが並ぶ。が、ここでは、愚生が何かと世話になっている黎明書房社主・武馬久仁裕の「私の出会った東海の秀句③」のページに触れたい。ブログタイトルにした橋本輝久「坂あれば白き花咲く長崎忌」には、次のように書かれている。


 句意は、「坂があればそこには必ず白い花が咲いている。長崎の原爆の鎮魂の日には」ですが、では、坂があればなぜ白い花が咲くのでしょう?単に、長崎が坂の町だから、これは嘱目の句であろうと片づけるのは、総計です。

 この句では「坂」は一番上に置かれています。ですから、「坂」は見上げる坂であり、上に昇る「坂」です。天上へ延びている坂です。亡くなった人の魂が今も天上へ上り続けている光景を、長崎の坂に咲く白い花のイメージに重ね合わせて読むjべきでしょう。


 とあり、他に、二句が紹介されている(「黎明俳壇」への投句のお誘い)。


  冬の夜の国家試験の問題集      高木恵理

  冴ゆる夜のゆつくり開く花舗のドア  高橋直子


 ◆「黎明俳壇」―—投句はお一人二句まで。投句料無料。特選、秀逸、ユーモア賞、佳作を弊社ホームページと、『新・黎明俳壇』で発表します。ハガキかメールで黎明書房内黎明俳壇係あてに投句してください。*詳細は弊社ホームページをご覧ください。


 とあった。



★閑話休題・・来る4月25日(土)午後1時~「俳人『九条の会』新緑の集い」(於:林野会館)/講演会・永田浩三・栗原淑江・・


 来る4月25日(土)午後1時~、茗荷谷駅近くの林野会館で、恒例の「俳人『九条の会』新緑のつどい」(主催・俳人「九条の会」)が開催される。記念講演は『原爆と俳句』(青木書店)の著者でもある永田浩三氏「今こそ平和を求めて・俳句は原爆と戦争をどう描いてきたか」と「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」の栗原淑江氏「被爆者たちの運動と日本国憲法」。

 


    撮影・中西ひろ美「ガーベラの真ん中はてなはてなかな」↑

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