山川桂子「苔寂びの古木の洞(うろ)の小春かな」(第47回「きすげ句会」)・・


              

 11月29日(木)は、第47回「きすげ句会」の吟行だった。場所は、JR国分寺駅南口徒歩2分の殿ヶ谷戸庭園(髄宜園)・紅葉亭だった。紅葉は見ごろである。吟行句会の後は、駅近くで懇親会が行われた。






 以下に一人一句を挙げておこう。


  逆光の紅葉に吾が魂吸われたり        山川桂子

  紅葉の山来し方の恋はなやぎし       久保田和代

  ふらふらの蚊よ来て血を吸へ冬を越せ     濱 筆治

  竹林の道冬の日差しと滝の音         井上芳子

  何もないよいえいえ石碑が二百年       寺地千穂  

  雪吊りの向うに映える紅葉かな        清水正之

  空青き庭にひっそり石蕗の花         新宅秀則

  秋空や静寂の庭の残り花           杦森松一

  馬頭観音かの湧水も紅葉して         大井恒行 


 次回は、12月18日(木)、府中市生涯学習センターで、兼題は「鍋」。



       撮影・中西ひろ美「百歳の母に大きな冬が来る」↑

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