なつはづき「空耳は泣く声ばかり著莪の花」(現代俳句協会 第二回記者会見より)・・
左から、各受賞者の元木幸一・なつはづき・水口圭子各氏↑
9月24日(水)午後1時から、現代俳句協会第二回記者会見が現代俳句協会内図書室で行われた。愚生は、第一回に都合で出席できなかった。したがって、今回の第45回評論賞受賞者・元木幸一「俳句になったデューラー ー中村草田男作『騎士』の新解釈ー」、第26回現代俳句年度作品賞受賞者・なつはづき「朱夏」、水口圭子「消えるため」、そして、第80回現代俳句賞受賞・大井恒行『水月伝」が対象に行われた。
因みに、受賞作品から各2句ずつを以下に紹介しよう。
水を打つふいに寂しきピアス穴 なつはづき
ぶよぶよの紙ストローで吸う晩夏 〃
消えるため人の世に来る雪蛍 水口圭子
兎飼う心が尖らないように 〃
東京空襲アフガン 廃墟ニューヨーク 大井恒行
戦争に注意 白線の内側へ 〃
その他、11月3日の現代俳句全国俳句大会(於:東天紅)と11月2日の前日祭(於:東京タワー)への協力願い。また『昭和俳句作品年表』(戦後編Ⅱ 昭和45年~64年)・10月26日刊行予定の案内。連絡事項に、11月24日(月・祝)第50回現代俳句講座「昭和百年 俳句はどこへ向かうのか」(於:ゆいの森あらかわ)のシンポジウムーパネリストは柳生正名・神野紗希・筑紫磐井の案内などがあった。総合俳誌の「俳句」「俳句界」「俳句四季」「俳壇」の各社編集部の方々も、各受賞作について、熱心に質問をされていた。
撮影・芽夢野うのき「武蔵野は雨か鳥に問う枯葉一枚」↑



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