吉田久美「裸木の幹に生命の走る音」(TAMA市民塾「現代俳句入門ー俳句は過渡の詩ー」第4回)・・


 1月12日(月・祝)は、TAMA市民塾「現代俳句入門ー俳句は過渡の詩ー」第4回(於:多摩交流センター) だった。兼題は「一月」と「木」。以下に一人一句を紹介しておこう。


  寒林を影と二人で登りけり      小田嶋英子

  正月や猿黙々と宙返り        佐藤三千男

  冬木立啄木の如掌を視る乎       小川幸子

  まだ錨下ろさぬ老いのお正月      吉田久美

  碧空や寒木の枝飛行機を射る     早川ひろ美

  東大寺校木(あぜき)抜けるや隙間風  中田京子

  鏡餅バオバブの木のかたはらに     宮石 修

  枯れ木持ちチャンバラゴッコ追いし父  上阪則子

  おみくじを木々に結んで初詣      村上佳枝

  青空や鳥群たりて残り柿        田中典子

  もち載せる木地(きじ)の白さよ清々し 篠木裕子

  一月やシルバーパスの一人旅      富山 勉

  廃屋で孤高に実をつくミカンの木    中西雅子

  精霊の宿る木々たち暖か哉       太田直子

  めっきりと人の減りたる寒木立     森 和子

  お正月青春かけし襷かな        花見育子

  冷たがり木々の健気さ心萌ゆ      梶木純子

  お正月ゲームに消える孫の声     大泉由美子

  からすの巣支えていたか枯木立     石原美代

  雪影の淡き心根昼の木に        大井恒行


 次回は、2月9日(月)、宿題は、平仮名のみで句を作り、2句をお持ち寄る。

  


    撮影・芽夢野うのき「サザンカサザンカ老人が羽になる」↑

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