奥村和子「オスプレイ響かす空に悴めり」(第192回「吾亦紅句会」)・・


  1月23日(金)は、第192回「吾亦紅j句会」(於:立川市高松学習館)+新年会だった。兼題は「悴む」。以下に一人一句を挙げておきたい。


  終りなき戦続くも初日の出           佐藤幸子

  悴む手開く朝刊また戦火            渡邉弘子

  欲張りな地図を広げて去年今年         松谷栄喜

  鳥羽伏見戦一月義仲忌             齋木和俊 

  閻魔の目かっと開きて寒に入る         佐藤幸子

  吾もまた奔放に生く久女の忌          武田道代 

  鬼は外何が正気か鬼ばかり           村上さら

  スキップをしたくなる日や蜜柑むく       奥村和子

  柏手を打つ手悴む富士まいり         吉村自然坊

  初商い地球を翔けるあばれ馬          須崎武尚

  もう十五年傷あと残し風冴ゆる         髙橋 昭

  古稀の早朝(あさ)かじかむ両の手そっと抱く 三枝美枝子

  女正月コーヒー淹れる昼下り          関根幸子

  パーで勝つジャンケンポンの かじかむ手     西村文子

  冬の月フォッサマグナの歪みをり       堀江ひで子

  スーパーの素甘桃色年迎ふ          折原ミチ子

  悴みて指が短くなつてをり           田村明通

  悴んで見ればひたすら降れる星         大井恒行


次回は、2月27日(金)、兼題は「蕗の薹」。  


 ★閑話休題・・関根幸子「紅玉のタルトタタンの午後三時」(「図書館俳句ポスト」10月選句入選)・・


 「図書館俳句ポスト10月選句結果」の選者は太田うさぎ・岡田由季・寺澤一雄。今回の立川市高松図書館から、吾亦紅句会の関根幸子が入選を果たしていた。



撮影・鈴木純一「薔薇族の組織はとても複雑で誰も神にはたどりつけない」↑

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