森山光章「虚構の(・・・)の/“日本“を/鞭打つ/悦楽の夜(・)」(「不虚(ふこ)」21号)・・
「不虚(ふこ)」21号(発行・編集 森山光章)、冒頭の「更なる〔終わり〕へ」の中に、
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〔言之葉〕は、〔題目〕を一万篇(・・・)唱えないと、〔感応〕しない。通じない(・・・・)のだ。〔常住坐臥〕。〔御本尊〕と共にある(・・・・)。
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〔詩人は、マイナーで本質的である〕しかない。それは〔義〕である。(中略)
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〔自分のために生きるとは、すでに(・・・)終わった〕。〔終わり〕だけが、ある。
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〔ぼろぼろになる迄、頑張ったのか〕―—深き言葉(・・・・)である。(中略)
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わたしは、個人誌「不虚」を「刊行」しつづけることが〔義〕である。
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〔一切(・・)は、題目(・・)にある〕―—これが、〔覚智(さとり)〕の内実(・・)である。その他には(・・・・・)、何もない(・・・・)。
彼の便りに、「昨年の九月十日の夜、道路横断中、車にはねられ、十メートル飛ばされました。死ぬところでした。肩、肋骨、骨盤、恥骨、左足を骨折しました。死ぬところでした。三ヵ月で退院できました。元気です。普通に歩行しています。二月から、ボランティアも再開しています」とあった。ご自愛祈念!!!
他に、詩篇の大森雄介「旅館」。エッセイに前田俊範「教員の働き方改革の究極は少人数学級の実現で」、森山光章「優しき『正論』」などがあった。ともあれ、本誌より、いくつかの作品を挙げておこう。
皇国の夢に淋しきもぐらかな 木戸葉三
待望の雨降り来れば赤白青の傘並びゆく梅雨の夕ぐれ 佐藤ミヨ子
九・一一は
人工地震なり
殲滅
のみがある 森山光章
★閑話休題・・大井恒行「俳句入門講座/~はじめての句会~」(於:東大和市立清原図書館)・・
愚生がこうしたカルチャー講座に、呼ばれれば、喜んで出かけて行くのは、TVプレバトなどで、俳句は「有季定型」ですという種を蒔き散らしていただいていて、いえいえ、「有季定型だけが俳句じゃありませんよ!」と、蒔いていただいた俳句の種を正しく育てようとしているからである。
撮影・鈴木純一「芍薬は鍵は外しておいたから」↑
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