中里雅子「冬の世へ面舵を取る米国船」(らいらっく句会)・・
一昨日、2月25日(火)は、今泉康弘の「らいらっく句会」(於:川崎市多摩区役所生田出張所)に招かれて小田急線生田駅前まで出かけた。句会の前に、愚生の来し方、とりわけ、当時(1972~83年)の弘栄堂書店労働組合の闘争記録である『本屋戦国記』(北宋社・1984年刊)と俳句活動についての話をして欲しい、ということだった。今泉康弘の質問に答えるかたちだった。そのレジメの「大井恒行略年譜」と「大井恒行作品抄」では、初期から約40句があり、ほとんど、愚生の宣伝のようなもので、恐縮した。
今泉康弘作成のレジメ↑
愚生の話ののち、句会にも参加させていただいた。兼題は「面」と「寒」と雑詠1句の計3句出しであった。句会後は、今泉康弘と夕食を共にし、歓談した。
ともあれ、以下に、一人一句挙げておきたい。
針供養ひかりは星に返すべく 小坂尚子
豪雪に「まめでらがぁ」のぬくき声 中里雅子
(元気にしてるか?)
ひゆるひゆると風鳴り続け二月果つ 佐田智子
女体山の胎内くぐり春の蝶 加納ひろ子
寒の絵馬個人情報保護シール 今泉康弘
御神渡り湖面凍結今ひとたび 佐藤弘子
朝陽浴び向かう公園まだ余寒 山本雍子
面とむかい告げられた病名冬景色 佐野雅子
良寛忌なれ仮説にも木の表札 大井恒行
撮影・中西ひろ美「ラーメンの旗見て醤油バターかな」↑
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