安西篤「産土はいつも痣色夕焼雲」(第一回「令和俳人展」より)・・

  

            

            安西篤「産土はいつも痣色夕焼雲」↑

                                   

 第一回「令和俳人展」(於:ギャラリーGK)、1月20日(月)~25日(土)・12時~19時(最終日16時まで)が開催中である。愚生も参加しているので、お近くまでお越しの際は、お立ち寄り下さい。



         市原正直「追いかける鬼にくわるゝ鬼ごっこ」↑


乾佐伎「シーラカンス東京をうまく泳げない」↑


        上野貴子「月にだつて人が花を咲かせるかも」↑
                    

大井恒行「雪花菜(きらず)なれいささか花を葬(おく)りつつ」↑


鎌倉佐弓「ぎしと鳴る冬の夕陽に近づくな」↑


佐佐木あつし「やわ肌や娘ごころの餅ふたつ」↑


杉浦正勝「寅さんは今日も何処かで草の笛」↑


髙津葆「この珍味変な生き物黒海鼠」↑


夏石番矢「劇風や火の車押す鼠千匹」↑


なつはづき「月光やかつては人魚だった泡」↑


野谷真治「言葉の花束そろえる陽だまり」↑


蜂谷一人「石室の四神眠らぬ星月夜」↑


藤田三保子「どこででも揉んでもらえば風薫る」↑


山本紀夫「買うものを忘れ百年冬銀河」↑


吉田悦花「嘘つきか優柔不断か返り花」↑


案内のハガキには「銀座の真ん中で今活躍中の俳人による俳句展」とある。
世話人は、金子兜太の弟子の、現在は「海原」の同人の市原正直、そして、山口県防府市出身の俳号は山頭女(さんとうじょ)こと藤田三保子。嫌がる愚生を引っ張り出していただき、けっこうお世話になりました!!



撮影・中西ひろ美「菜箸が足りぬ年神びんぼう神」↑

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