羽村美和子「花縮砂つばさ売ってる店がある」(第164回「豈」句会)・・
9月28日(土)は、隔月開催の「豈」東京句会(於:ありすいきいきプラザ)だった。
都区協の行事が重なって、そちらに参加された方もいるので、5人での濃い句会となった。
以下に一人一句をあげておこう。
まとわりつかれる残像の鶏頭花 杉本青三郎
三界の箸の上げ下げ秋暑し 早瀬恵子
ほおずきの穴より鬼のひとりごと 羽村美和子
実柘榴を割り美大生の炯眼 伊藤左知子
彩雲のかかるモスクや悲のヒジャブ 大井恒行
次回、11月30日(土)午後2時~5時、5~7時は、恒例の忘年句会&懇親会及び第9回攝津幸彦記念賞の贈賞。雑詠2句持ち寄り。会場はこれも例年と同じくインドール(白金高輪駅徒歩3分)で開催。参加費は、句会と懇親会通しで6000円の予定。よろしくお願いします。
★閑話休題・・藤原暢子写真展「北へーポルトガルの村祭ー」2024.9.10~9月30日(月)15時まで、入場無料。於:在東京ポルトガル大使館文化部(地下鉄広尾駅1番出口徒歩10分)・・
先日、会期も残り少なくなって、この日しか行ける日がない、と思い切って出かけた。最近「豈」の句会で使わせてもらっている 「ありすいきいきプラザ」が近いことが分かって、丁度降り出した雨やどりに、そこに寄った。今回の展示のチラシの案内の説明には、
ポルトガル山間部では、北東部トラス・オス・モンテス地方を中心に、カトリックとは異なる、異教の風習を起源とした祭礼が多く残っています。主仮面を被ったり、仮装をしたりした人々が登場し、村の家々を訪ねていきます。祭礼は冬至と重なるクリスマスの時期と、春の訪れと重なるカーニバルの時期に集中します。寒く暗い冬を越し、春を呼ぶ人々の姿は、日本の祭と同様に、人びとの願いを感じます。本写真展では日本ではあまり知られていない、ポルトガルの村々の祭礼の風景を紹介します。
とあった。
藤原暢子(ふじわら・ようこ)1978年、鳥取県生まれ。
撮影・中西ひろ美「日をえらび挨拶に来る隣かな」↑
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