伊澤勝代「奥入瀬の瀬ごと瀬ごとの秋に風」(こぶし俳句会)・・


  本日、9月13日(金)、愚生にとっては2回目の「こぶし句会」(於:立川市女性総合センター アイム)だった。雑詠4句集である。愚生は3句出しだとばかり思っていたので、あわてて一句、短冊に追加したありさま・・・。

 ともあれ、以下に一人一句を挙げておこう。


  サイパンの玉砕悲話知る敗戦忌      和田信行

  除染後の硬き土くれ泡立草        伊澤勝代

  一輌が緑の道央駆けぬける        尾上 哲

  子等の留守空蝉ひたつ置きてあり     大澤千里

  秋色の雨のバス停影まばら        山蔭典子

  流れ星空の広さに燃え尽きて       伊藤康次

  星になりショパンに会えるわ星月夜    高橋桂子

  此処にいた目が合ったがず屋守かな    川村恵子

  秋鮭の卵こぼして波だてり        大井恒行

  

 次回は、10月11日(金)、場所が変わって、立川市高松学習館である。



      撮影・鈴木純一「保守党の政治家たちががんばろう

                                                応とコブシを突き上げる空」↑

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