小川国夫「その腋も潔しわが行手の海鳥」(於:「車座」)・・

       

 一昨日4月21日(日)、愚生は、作家の小川国夫などが創設に尽力して、創立60周年を迎えた静岡県文学連盟総会での講演「ミスター新興俳句・高屋窓秋」(於:静岡パルシェ)に呼ばれて出かけた。その折、出来たばかりの愚生の句集『水月伝』(ふらんす堂)を版元から直送していただいた。講演では、俳人のみではなく、小説、詩、短歌の方々が多く、講演もよく聞いて下さり、お陰で句集も完売だった。そして、翌日朝、五島エミの「車座」を訪ねた。ピアノの側に座らされると、前夜一読して選ばれたであろう約20句を、即興のピアノ演奏で、朗唱もして下さった。ありがたく瞑目して聴いた。





車座を訪れた金子兜太や小川国夫の軸なども掛かっていた。


               小川国夫「言葉は光」↑
         写真は車座での小川国夫・五島エミ・金子兜太↑
 小川国夫と五島エミの墨筆「してほしいようにしてあげる華花の天」↑
      杉板に墨筆で描いた作品「八方慈顔仏」の巨大俳画
    「骸骨の裸木もあって花の山/恐竜の背中は藤の咲くところ」↑
          五島エミ「白富士を輪投げの的に裾野の子」↑


 ともあれ、愚生の講演の感想は、当日の夜に、50年来の静岡の友人Kに40年ぶりに会い、二人とも珈琲を飲みながら、率直に聞かせてもらった。ありがとう!



        撮影・鈴木純一「吸って止めて吹けばピーピー」↑

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