高野芳一「背に投げし言えぬ想いの雪の玉」(第25回「きすげ句会」)・・


  本日、1月25日(木)は第25回「きすげ句会」(於:府中市生涯学習センター)、兼題は「雪」。以下に一人一句を挙げておきたい。


    義母(はは)癒えしリハビリ前の初鏡     高野芳一

  双六上がりぽつねんと独りかな        井上治男

  能登ナマズ地を裂き海割る冬怒濤       濱 筆治

  風邪籠り南瓜スープの黄を啜る       久保田和代

  初夢に乳飲み子がおる布団かな        杦森松一

  雪催い下駄に爪革蛇の目傘          清水正之

  だいじょうぶ大丈夫よと梅の花        寺地千穂

  寒玉子海苔と熱々の土鍋飯          山川桂子

  雪よゆき降るな積もるな能登の地に      井上芳子

  色恋も雪見障子の昔かな           大井恒行


 次回は2月22日(木)、兼題は「梅」。



★閑話休題・・露の紫・林家つる子、二人会「紫のつる~東へ飛ぶ~」2月24日(土)15時~於:府中市・バルトホール・・


 祝!芸歴15周年・露の紫/祝!真打ち昇進林家つる子ー上方落語・江戸落語二人会「紫のつる~東へ飛ぶ~」(於:府中市市民活動センタープラッツ・バルトホール、ル・シーニュ5階)ー、2024年2月24日(土)、15時開演/開場14時30分・全席自由、2500円。

 きすげ句会のメンバ落語家・林家つる子を応援してきた。このたび真打に昇進。バルトホール280席を満席にしたいと意気込んでいます。是非、皆さん!お誘い合わせてお出かけ下さい。



     撮影・中西ひろ美「雪催いまだまだ出ない列車かな」↑

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