大井恒行「紫陽花や大井恒行淋しけれ」(立川市保健講座「俳句をたのしむ」第1回)・・
本日、6月14日(水)は、立川市保健口座「俳句を楽しむ」(於:立川・柴崎福祉会館)第一回だった(募集対象は、60歳以上の立川市民)。市の募集の内容には「17音に思いを込め、季節を楽しみ、また、落ち着いて取り組むことができる。講座を通じて俳句を作る楽しさを学ぶ」とあった。
とはいえ、愚生が受け持つ講座は、どこでも第一回目は、必ず自己紹介俳句を一句作っていただくことにしている(愚生の句は、最初に示しておくが、見本ながら駄句…)。それは、皆さん相互で名前と顔を覚えていただき、簡単な自己紹介をしていただくことで、スムーズに進行できるからである(もちろん、愚生が名前と顔を一致させ、覚えることが苦手という事情もあるが・・・)。定員15名、いっぱいの申し込みがあったが、実際に来られたのは、14名だった(キャンセル待ちの方4名がおられるとのことだった)。その中でも、ブログに句を公表してほしくないと言われた方もおられたので、以下に、とりあえず、許可を得た方々の句のみ挙げておきたい(順不同)。
田植時田村明通(あきみち)走り出す 田村明通
水無月に三枝美枝子一句詠む 三枝美枝子
枇杷たわわ笹渕美恵子眺めをり 笹渕美恵子
梅雨にはじく雨音胸はずみ 石川浩代
原節子同じ節子で大ちがい 笠井節子
和やかに過ごせぬ日あり走り梅雨 奥村和子
紫陽花や秋に生まるる甲斐千里 甲斐千里
田に波紋蛙合戦平和かな 和田信行
梅雨をうけ中尾淑子も仲間入り 中尾淑子
次回、6月28日(水)第二回は、兼題「虹」と「水遊び」の各一句を持ち寄り。
★閑話休題・・森澤程「大蜥蜴去りて山中歩き出す」(~ちょっと立ちどまって~2023・5~)・・
森澤程と津髙里永子の二人による一か月に一度の葉書通信である。葉書中から、ささに一句を挙げておこう。
水音を歩く夏の夜抱かれたく 津髙里永子
久闊や軒の下なる蟻地獄 森澤 程
撮影・中西ひろ美「虎が雨むかしむかしのB5かな」↑
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