石田柊馬「妖精は酢豚に似ている絶対似ている」(「晴」vol.7より)・・


 「晴」vol.7(編集発行人 樋口由紀子)、巻頭エッセイは永山裕美「星をつなぐ」、そして各同人の作品、評論などがある。なかでも、愚生には、石田柊馬追悼、広瀬ちえみ「~みちびかれるように、会うべくして会った~/魚住陽子句集『透きとほるわたし』(深夜叢書社刊二〇二二年鳥居真里子編)」には感銘を受けた。ともあれ、以下に、一人一句と水本石華「季語を泳ぐ川柳⑦」から、いくつかの句を挙げておきたい。


  退屈は誰も死なない日の斎場        月波与生

  秘密ですが棘がだんだん減るのです     松永千秋

  角曲がるまでは狐と狸でいよう      広瀬ちえみ

  睡蓮のレム睡眠と申します       いなだ豆之助

  ずっと夜の追伸いないいないばあ      妹尾 凛

  教科書に載ると様になる前歯       樋口由紀子

  棘のない薔薇は買いたくなくなって     水本石華

  姉さんはいま蘭鋳を揚げてます       石田柊馬

  冬陽炎失うものはなんにもない       加藤久子

  次の世も津軽に生まる淡雪す        伊藤 律

  落椿どすんと音がしたつもり        進藤一車

  彼岸花誰も介錯してくれぬ        新岡二三夫

  青紫蘇にくるんでハイという言葉     横澤あや子

  ひと恋し雪止めのある北の屋根       矢本大雪



★閑話休題・・府中市シルバー人材センター・第8回「ふれあい作品展 3月15日(金)~17日(日)午後3時まで」(於:府中市美術館市民ギャラリー)



 昨日から、明日、17日(日)午後三時まで、府中市美術館市民ギャラリーで、府中市シルバー人材センター主催による「第8回 ふれあい作品展」が開催されている。愚生らの「きすげ句会」も参加している。お近くの方は、散歩がてらにでもお運びください。



    撮影・中西ひろ美「芽を出して花のひとつに数えらる」↑

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